友人のヨーキーちゃんが軽いヒキツケを起こした。
今年に入って3度目。
もちろんこの子はその都度病院に通っており、今回MRIをすすめらたらしい。
5歳になるこの子はいままで轢きつけを起こした事がなく、友人は私のみなみの闘病生活をしっているだけに心配し、私に相談してきた。
MRIは最近動物の医療界に入ってきたため、まだ正確に画像を解析できる先生が少ない。そこで、私の懇意にしている先生に相談して欲しいとの事。
私はすぐに先生に連絡を取り、診察の予約を入れていただいた。
多忙な先生だから直ぐという訳にはいかないが、なんとか診察を受ける事ができた。
紹介した手前、私も病院には同行した。
予約を入れてあるにしろやはり待つ。
ヨーキーちゃん自身は今とても調子がよいらしく元気。
その元気に救われる思いがした。
みなみと何度この席にこうして座っていたことだろう。
不安と期待、その繰り返しになんど押しつぶされそうになったか解らない。
友人の気持ちは自分の事のように良くわかる。
診察をしていただいて、MRIを撮り、結果を待つ。
朝から5時間の長丁場、どきどきしながら結果をうかがった。
MRIは問題なかった。
癲癇だろうとの診断をくだされた。
癲癇で死ぬ事はない。
私の別の友人だが、癲癇もちのセントバーナードを飼っていた。
超大型犬は短命といわれているが、彼女の犬は癲癇もちでありながら、なんと17歳という長寿を全うした。
癲癇では死なないと証明してくれたようなもの。
ただ、発作を起こしている愛犬を見ているのは本当に辛い。
大丈夫といわれていても、解っていても何もしてあげられないのは耐え難く辛い。
今回、私の友人はみなみという最悪の結果を知っているだけに、癲癇の診断に本当に安心して帰宅することができた。
私もヨーキーちゃんをよく知っているだけに今回は胸を撫で下ろした。
犬の癲癇に対する研究はまだ始まったばかりだという。
早く、人間の癲癇のように薬が開発されて、ワンちゃん、飼い主さんが楽になることを祈りたい。
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