はてさて、いろいろな爺様がいるが、私の父も変わり者比べをしたらそうそう勝てる相手がいないほど変わり者。
口が悪くって頑固者、ちっとも素直じゃなくって・・・・・
88にしてふぁんぐと対等に悪態三昧を口にするのだからまあ、大した化け物と言っても言い過ぎではないのです。
先日、ちょっと父にお小言を言わなくてはならない事態になったので、(義父と同じに腎臓が悪いのですが、母の言う事をきかない)ちょっとした作戦を立てた。
だてに○○年父の娘をやっているわけではない。
まず、食べ物で懐柔してからと父の好物をたくさん買い込んだ。
勿論、体に悪い物は避け、カロリーの少ない物を選んだ。
そのなかに、知る人ぞ知る「ドリアン」を入れた。
父は戦時中インドネシア方面に飛ばされていてその時にドリアンの味を覚え虜になったらしい。
あの「臭い!!」半端じゃあないわよね。
それでも、父は美味しいと言う。
私もトロピカルフルーツは大好物だけど、ドリアンは手を出したことはない。
それでも今回は内容が内容だけに、いっちょ奮発してあげた。
両親は私よりもふあんぐを先頭に我が家のペット共の訪問をとても楽しみにしている。
到着するなり、狼曉は父の顔を舐めまくり、母に全身をこすりつけて甘える。
面白い事に暁虎も私の両親には実にフレンドリー。
早速父が暁虎のキャリーに手を出して暁虎を外に出そうとする。
旦那が
「お義父さん、ちょっと待って、外にまだ荷物があるから、それから暁虎出して」
そんな話はち~とも聞かない、暁虎のキャリーに手を突っ込む父、
「お父さん!○○さんが出しちゃだめって言っているでしょ、やめなさいよ。」
と隣でキャンキャン騒ぐ母。
そこへ私が
「はい、お父さん、お土産」
とドリアンと出すと、
「お~~~~

お母さん、ドリアンだ、ドリアンだ

」
もう、暁虎はそっちのけ、いつもなら荷物を2階にあげるのを手伝ってくれるのにドリアンだけを大事そうに抱えてさっさと上がってしまった。
残った我々は大笑い。
後で、
「お父さん、ドリアンってそんなに美味しいの???」
と聞くと
「うん、そうだな、例えて言うと、(食事中の方ごめんなさい)トイレでうんちをしながらシュークリームを食べているって感じだな

」
・・・・・・・たべたかない、そんなもん・・・・・
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