我が家の新入りでございます。
「狼曉・暁虎」
名前で尻取りをしているバカな飼い主でございます。
我が家に来たときには確かに「猫」でした。
マイペース、人に餌が欲しい時以外は媚びる事なく、自分のいたい所に人の都合等考えずに時を過していました。
また、きた時が11月でしたから、夜寒くなるとなんとなく人のベットに潜り込んで来るという調子の良さ。
正しく、私のイメージしていた猫でした。
ところが最近、どうも犬化しているように思われるのです。
狼曉が私のシッポであるかのごとくストーカーなのはお日様が東から昇るのくらい当たり前の事、ついてこなかったらそれこそ
「何処かおかしいのではないか???」
の大騒ぎになるのですが、その私の大きな尻尾の後ろに少し距離と時間を置いてですが、彼自慢(?)の長い尻尾を猫らしくピンと立てて確実についてくるミニ・ストーカー。
お風呂に入れば脱衣所には仲良く並んで私を待っている頭2つ。
2階で片付けや掃除をしているとさりげなく同じ部屋で窓の外をみている暁虎。
見事なストーカーぶりです。
そのストーカーぶりもさることながら、アプローチの仕方がこれ大胆。
私の就寝時間近くなると「ミャーゴ、ミャーゴ」鳴きながら足に絡みつき、
「お母さん、もう、寝ようよ。」
と誘いに来ます。
私がベットに入るともう既に暑くなっているにも関わらず必ず一緒に入り込み、10分はグルグルと喉を鳴らし、私の手や顔を丁寧に舐めまくってくれてから自分のベットに戻って行くのです。
(すぼらな私は舐められてもそのまま寝てしまうのですけど・・・・)
私が彼を抱きあげる時は彼が邪魔なところにいるとき。愛撫の為に膝に抱き上げることは殆どありませんが、どうやら彼は私に抱いて欲しいようです。
座って仕事をしていると「フミャ!」と必ず一声鳴いて私の注意を引いてから私の膝に飛び乗り、足を胸にかけて、またしても私の顔を舐めてからお決まり「グルグル」と喉を鳴らし自分の気の済むまで私の膝で過します。
はじめは全く近づかなかった主人にも最近は自分からすりより(あの人は餌さえ一度もあげたことはありませんが)今朝も私が抱いて
「ほら、おはようのご挨拶は?」
と近づけると、(そこで冷たい態度を取ると私に臍を曲げられると解っている主人が)
「おはよう、暁虎」
と1本の指(手のひらではない、たった1本の指)で顎の下を撫でてやると
「ウンミャ~」
とグルグル喉を鳴らしその指を舐めるのです。
私が10代の頃猫を飼っていましたが、暁虎とはあまりに違います。
猫の知性がどれ程のものか私は知りません、また、これ程人に懐くのもなのかも知りません。
でも、私には嬉しい驚きです。
PR