最近、狼曉がお留守番中に悪戯をする。
悪戯というよりも八つ当たりと言うほうが正解。
つまり、
「お母さん、お姉ちゃんがボクを置いていった。
あんなに連れて行ってって頼んだのに置いていった・・・・!
こうしてやる、こうしてやる!!!」
というところだろう。
八つ当たりの対象はゴミ箱の中に紙ごみ。
帰宅するとゴミ箱はひっくり返りティッシュなどの紙ごみが散乱している。
私は基本的に犬は信用していないので、ゴミ箱には食品関係のゴミ(例えばスナック菓子の袋など)は一切すてない、殆どが包装紙、メモなどの紙ごみに限られている。
狼曉もこうした紙ごみは食べてしまう事はなく、たんにびりびりにやぶくだけ。
そして狼曉自身もゴミ箱を悪戯するのは良くない事としっかり自覚しているのだから、私達が帰宅したときはもう叱られないようにお世辞をつかうのに必死。
・・・・・まったく困ったもんだ、悪い事ってわかっているのだからやらなければいいのに・・・・・
犬が飼い主から置いていかれて悪戯をするのは最初の30以内が殆ど、それ以降はあまり悪戯をする事はない。
それでも、ゴミ箱を散らかすのはぜ~~~~たいに良くない。
しかし、犬を叱るには現場を捕まえるしかない。
そこで、私とふぁんぐは作戦を練った・・・・・
受験で家にいることの多いふぁんぐ、そもそもふぁんぐが家にいることが多くなり、狼曉の一人で留守番する時間が減った事がこの悪戯の発端でもある。
私が買い物に出かける時、ふぁんぐも一緒に出かける振りをする。
しっかりと戸締りし、コートを着て、暖房まで消す徹底振り。
玄関をあけると狼曉はリビングの窓にむかいそこで私の車を見送るのが習慣。それを利用して玄関を開けて狼曉がリビングに走ったと同時にふぁんぐが隠れ、私一人車で出かける。
以下、ふぁんぐの報告・・・・・
走り去る車を「アォ~~~~ンアォ~~~~ン」と遠吠えしながらお見送りしばらくじーと外を見る。
5分も経った頃「フン!!!」と派手に鼻を鳴らして不満を表現した後カツカツと爪の音も高らかにゴミ箱に直行、また「フン!!!」と鼻を鳴らした後、ゴトン!音がした。
ゴミ箱をひっくりかえした音につづくビリビリと紙を破く音・・・・。
瞬時、ふぁんぐが飛び出して・・・
「こら!!!何してんの!!!!!
誰もいないと思っていた狼曉は腰が抜けんばかりにびっくりして飛び上がり目をまんまるにして
「どうしておねぇちゃんがいるの????
お母さんと出かけたんじゃないの??????」
ふぁんぐはあっけにとられている狼曉にたたみかける
「いいの?こう言う事して!!!!」
我に返った狼曉、自分の所業をごまかしにはいる。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ボク、もうしない、
ねぇ、ボクもうしないから 怒らないで!!!!」
必死に媚をうる狼曉にふきだす寸前のふぁんぐ。
それでも懲りずに狼曉は次の日も同じ手でおしおきされたのですよ。
でも、さすがに3回も同じ事を繰り返した後は・・・やらなくなりました。
フッフッフ狼曉君、飼い主をなめちゃいかんのだよ。
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