足を怪我して安静を強いられた狼曉・・・・・実に五月蝿い。
次の日にはまったく足を引きずったり、地に着かなかったりしなかったので、クレート安静までは必要ないと考え、ただ、散歩に行かないだけの安静。・・・たいしたことないよね。
それなのに、誰彼かまわず相手してほしく、手当たりしだい、いいえ口当たりしだいにその辺の物を咥えて人の目の前をデモンストレーション。靴下、布巾、タオル、スーパーの袋、ゴミ箱のティッシュetc・・・
それでも昼間は私だけなので、いつもの習慣どおり、私になだめられながらも結構大人しくしていてくれた。
問題は夜・・・・
それでなくても夜はどうしてもハイテンションになる。家族が集まるのが嬉しいらしい。
ハイになった狼曉は手がつけられない。相手にしないと、飛びつく、服を引っ張る、吠える等の問題行動に走る。叱られるような行動をとる前にいつもは庭でふぁんぐと遊んだり、夜の散歩に出かけたりと、落ち着かせるのだが、そのどちらもできない。
私は優しく声をかけながら静かに遊ばせ狼曉がハイになるのをコントロールしていた。だが、この私の努力、無にするやからが二人・・・・・
やっと静かに横になって「寝ようかな?」と思ってる狼曉に、「狼曉!~~!」とやたらに陽気に声を掛けるふぁんぐ、すぐその気になる狼曉。
私はふぁんぐをにらみつけ、また狼曉を落ち着かせる。
と今度は狼曉の目の前をわざとらしく足を忍ばせて歩く変なオッサン!
すばやく起き上がり遊びの体制をとる狼曉。
今度はカメセンをにらみつける私・・・・・。
私に睨まれお風呂に逃げるカメセンを追いかけようとする狼曉を抑えてまた一からやりなおし。
落ち着いてようやく寝付いた狼曉、カメセンがお風呂からでてふぁんぐが入る。
動いたふぁんぐに反応して半身を起こした狼曉。その狼曉の耳をつかんで「狼曉たんカワイイ、狼曉たんカワイイ」とこねくり回すふぁんぐ。
私の頭のなかで「プッチ~ン」となにかが切れる音がした。
「いい加減にしてよね、ふたりとも、相手もしないでただ挑発するのやめてくれる!静かにさせなければいけないの解っているでしょ。
私がどれだけ手をかけているか見てわからない!」とかんしゃくを起こした。
狼曉をしずかに遊ばせる事がいかに難しいか知っている二人・・・・
もにょもにょと言い訳らしい戯言を二三口にしたが私のまねができる訳もなく、沈没。
結局安静は2日間にとどまり、今日から狼曉君また元気一杯走り回っています。自分の満足するまで走った後の狼曉は実にいい子なんです。
エネルギーを発散させて叱られる行動をとらせないようにすることも犬を躾ける上でとても大切な事だとわかってはいたのですが、今回はそれをまた、さらに思い知らされました。
・・・・・ターブを育てるには今の私が限界、これ以上歳食ったら無理だわな・・・・・!

PR