ふぁんぐと狼曉の関係は本当に面白い。
狼曉はふぁんぐが大好きだし、ちゃんと自分よりも上と認めている。
ふぁんぐと狼曉だけの時はふぁんぐの言う事も良く聞き、コマンドもよくとおるらしい。
ところが、私がからむ事態となるとふぁんぐはライバルになってしまう。
例えば料理の味見をふぁんぐにさせると「僕も、僕も!」と騒ぐ。
楽しくおしゃべりをしていると間に入って私の注意を引こうと私の事をなめまくる。
散歩でも並んで歩くと必ず二人の間に入り込んでくる。
この狼曉のライバル意識、やっかいなようで結構利用価値があるから面白い。
あまりやる気のなかったフリスビーもふぁんぐを当て馬にしたら、とたんに上達した。いまでは狼曉自身結構たのしんでいる。
こんかい、このライバル意識を狼曉の食べ物好き嫌い改善に利用した。
ドックフードとの相性がすこぶる悪い狼曉。たくさんは食べられない。
1~2ヶ月前だったか、大きなひずめのかけらを飲み込んでしまって吐いた。
その時、食後4時間もたっているにもかかわらずフードがそのまま形の残った状態ででてきた。
私がドックフードを粉々にしたのはこの事が気になったからでもある。
しかし、食欲は相変わらず、自分から喜んで食べるという事が少ない。ある一定量をすぎると柔便になってしまう。
手作り食を与えようにも野菜は嫌い、魚も嫌いでは食事の栄養バランスが取れない。
それでも最近ごまかしごまかしではあるが、食べられる野菜も増えてきた。
そこで私は、フードと手作り食を半々にした。
結果は上々、フードよりも手作り食の方が消化が断然いいらしい。つまり気持ちよくおなかが空くようになったらしい。
いままで狼曉の食事の仕度をしていても私にまとわりつくという事がなかったが、作っている時から私の後ろできちっと座って待つようになった。
いつも遊び食べで最後はごまかして食べさせる状態だったのが自分から美味しそうに最後まで食べるようになった。
柔便になる事もなくなった。
もっといろいろな種類の食材を狼曉が食べてくれれば完全に手作りに変える事もできる。そこでこのライバル作戦という訳だ。
おから、オートミールなどはなどは熱いうちにバターとスキムミルクでまぶし味付けした、なんとかこれでクリアー。
そしてふぁんぐ登場。今日はさつまいも。
さつまいもをふかしふぁぐを呼ぶ。勿論狼曉は呼ばれなくてもついて来る。
床に座り込みふぁんぐに「あ~~ん」と言って芋を食べさせる。次に私も食べる。
また、ふぁんぐ。そして私。
狼曉が座れの姿勢でおねだりをしてはじめて狼曉に与えると、一口めはやはり吐き出した。でも、ふぁんぐと私が美味しそうに食べ続けると・・・
食べた! やったー!
一度飲み込んでしまえばしめたもの。次から次と今度は美味しそうに食べだした。
明日はなんにしようかな。
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