狼曉の大叔父さんともいえるベンベン君のサイト(http://blog.livedoor.jp/makaseru/?blog_id=1820447)ではベルギーの犬事情について語られている。ベンベン君はエスポワールに生まれてはるばる海を越え、ご主人と共にベルギーで暮らしてきた。
犬はそれぞれ戸籍を持ち、生涯路頭に迷う事なく暮らせるように保護されているらしい。
マイクロチップを埋め込まれた犬達は迷子になっても直ぐにおうちがわかる仕組みになっており、3回迷子にした飼い主は飼い主失格として犬を取り上げられるそうだ。
これってスゴイ事だと私は思う。犬のきちっと管理された幸せな生活を保障している事なのだから。
一方躾けもおろそかにされていない。子犬の時にしっかりと躾教室に通う事も飼い主の義務だそうだ。そして、公園を歩く犬達はみんなノーリード・・・・・!羨ましい限りだ。
そこへいくとわが国はどうだろう。
チップはようやく普及し始めたばかりだし、何万頭という数の犬達が身勝手な飼い主達によって処分されている。
私が初代レオを飼った時に比べれば確かに飼い主の質は著しく進歩した。
しかし、いまだに庭につなぎっぱなし、飲み水は汚れ、自分の汚物に囲まれて生活している犬達を見ることがある。情けない・・・・・。
また、自分の周りさえ綺麗ならいいのだろうか?
糞だけではない、公園でブラシをして抜け毛はそのまま。
訓練がしっかりと入れてあればノーリードでよいのだろうか、私は違うと思う。
まだ、犬に対しての訓練度も信頼度も少ない日本の現状では今ノーリードで行動する事は犬の嫌いな人達に著しく悪い印象を与える。小さければノーリードでも良いと大きな考え違いをしている飼い主も少なくない。
日本の犬にも幸せになる権利があると思う。
しかし、今の現状ではそれを認めてもらうにはまだまだ愛犬家達の努力が必要だろう。
それにはまず飼い主の自覚、第三者に迷惑をかけることなく、家庭においても人間の生活に自然に溶け込めるように躾をしっかりといれてあげる事だと思う。
子犬の悪戯はカワイイ、しかし、そのまま成犬になっても悪戯を続けるようではもう笑い事では済まされない。
子育てをしながら親が子供と一緒に成長していくように、狼曉を育てながら私ももう一度飼い主として勉強しなおしていきたいと思っている。
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