股関節の話がチラっとでたようなので、私の体験記をひとつ。
狼曉はまだ全く異常がみられませんが、先代3頭のうち2頭が股関節形成不全でした。このあいだ某テレビでこの股関節の問題を取り上げていましたよね。皆様ご覧になりましたか?なかなか興味深い内容でしたよね。
それによりますと、日本の大型犬の(レトリバーだったかな)股関節がなにかしら問題があるといわれる犬は全体の42%だそうです。すごいですね。私が2頭当たったのもまぐれではないわけだ。
4~6ヶ月の頃がこの病気の症状が一挙にでてくる時期ですよね。足を引きずったり、足をかばって腰を振って歩いたり、きちっと座れずに横座りする。こんなところが大まかな症状かしらね。
我が家の2頭の場合5ヶ月の時の状態は2頭とも手術を勧められるくらいひどかったです。調べるとなるととことん調べる性格をしているもので、この疾患についても私なりに納得のいくまで調べてみました。
対処方法として、欧米では手術が主流だそうです。しかし、日本ではまだ欧米までの対応はなされていないようです。ここで問題なのは手術をする場合、手術する対象が「骨」という事になるわけですから、無菌の手術室が必要となってくるのです。手術できる病院がすくないのもうなずけますよね。しかし、最近ではこの手術に対応できる病院がふえつつあるという事です。
結果的に私は手術をしませんでした。
体重を減らし関節に付加がかからないようにし、自由運動以外の運動を極力さけ、薬ではなくサプリメントを数種類使い、きりぬけました。
その結果、2頭とも1歳半でまたレントゲンを撮ったときには5ヶ月の頃とは比べ物にならないくらいに状態は改善してくれていました。
大型犬の子犬の食事はとても難しい。急激に成長するこの子達にはカルシュウムが不可欠。昔はただカルシュウムを大量に与えれば良いと思われていたそうですが、今は、この時期のカルシュウムの与えすぎがかえって骨の異常を誘発するという事実がわかってきました。また、リンがカルシュウム摂取を妨害し、問題を複雑にしているのだそうですよ。
手作りご飯大好きな私がなぜ狼曉の食事を手作りにしないかはこれが理由です。今のドックフードはとても良く出来ています。信頼できるメーカーであれば、それだけを与えておいたほうがへたな食事を与えるよりも安全です。
毎日ポップコーンのように元気に跳ねてまわってる狼曉たん。今のところ悩みといえば、もう少しフード食べてよね、というところです。

こんなおいしいものを食べられないラヴィ君はかわいそうと申しております。
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