夏の修行第2弾、人ごみの修行をしてきた。
狼曉の引っ張り癖は少しずつではありますが、良い方向へと向っています。歩きなれた道ではまず完璧とはいえませんが合格点。
ちょっと不慣れな場所でも70点。
しかし、我が家の環境は田舎、2キロ離れた最寄の駅前の通りでさえ繁華街には程遠い。
繁華街と言える場所も歩けるようにならなければ・・・と思っていた矢先、偶然川越の一応繁華街と言える場所を歩くチャンスが訪れた。
狼曉は人好き、威嚇して吠え付く事はない、普通のリードをしている限りトイレの心配もまずない。問題はどのくらいハイになってしまうか・・・
念の為歩き出す前にコマンドでトイレを済ませ「いざ出発!」
私がリードを握りふぁんぐが狼曉の反対側を固める。
テスちゃんにはなんてことない普通の光景が狼曉には超珍しい。
ぐいぐい引っ張る。テンションは急上昇、トリーツにも見向きもしない。
歩いては「座れ、狼曉、良い子ね」、また歩いては「狼曉、座れ、良い子ね」これを繰り返す。みんな振り返って見ていくが私もふぁんぐも気にしている余裕はない。
しかし狼曉、嬉しい事に時間がたつにつれだんだん落ち着いてきた。見向きもしなかったトリーツにも反応し、引っ張りっぱなしだったリードにも緩みが出てきた。しかし、これもあくまで私とふぁんぐに挟まれている時のみ。ふぁんぐが少しでも離れれば私をひっぱりふぁんぐに追いつこうとする。
何回も声をかけられたお決まりの「なんて種類ですか?」これは適当に応えていたのだが、小学2~3年の男の子に「すみません、なんて種類ですか?」と聞かれてしまっては子供大好きの私は丁寧に答えないわけにはいかない。
丁寧に「触ってもいいですか?」とこられれば、「はい、大丈夫ですよ」と答えたくなる。
その子はとても熱心に番犬としての資質は?大きさは?といろいろと質問をしてくれた。その間狼曉は良い子に座っている事もできた。
その子は狼曉に触って、「うわ~、ふわふわ、でも見た目は狼みたい。」
と狼曉とのふれあいをとても楽しんでくれたようだ。
小さなベルジュアンの理解者が一人増えたようで私もとても楽しかった。
駐車場に帰る頃には随分と落ち着いて行動してくれるようになった狼曉だが、自分の車を確認するとまたリードをビンビンに引っ張って車に走りよろうとした。彼なりに随分頑張っていたようだ。
そういう私達も大した時間歩いていないのに車に乗った瞬間どっと疲れた噴出した。
狼曉の繁華街歩き、吠える事もなく、粗相をする事もなく、思っていた以上に上手く行き、初回にしては上出来。
気を良くした私達、「また、やろう!」と鼻息荒く帰宅した。
しかし、まだまだ、修行の道は続きます。
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