狼曉は去勢していない。
初代レオも自然の体のままで13歳。
13歳で前立腺を患い去勢、14歳で天寿を全うした。
狼曉を迎える時、ブリーダーの西さんとこの去勢の話が出たとき私は西さんに言った。
「狼曉の子を産ませる気はありません、でも大きな問題がない限り5~6歳まで去勢をするつもりはありません。それ以降は病気が怖いですから体力がしっかりしているうちに去勢するつもりです。」
西さんは気持ち良く私の考えに賛成してくれた。
狼曉はとても温和、どんなに派手に犬とじゃれ付いていても犬に対して口を開けたことは一度もない。
家の中でマーキングすることもないし、私のコマンドで用を足す事もできる。普通のリードを付けた時は私はコマンドで以外一切のトイレ行為を許さないように心がけている。
でも、やはり男の子、それなりの苦労がある。
普通のリードをつけたとき、私は狼曉に臭いを嗅がせない。嗅げばどうしてもマーキングがしたくなる。だから狼曉が下を向かないようにリードでコントロールしている。
しかし、ロングリードをつけて私から離れ、行動が自由になった時はこういう訳にはしかない。どうしてもマーキングをしたがる。出来る限り「いけない」のコマンドをかけ、やめさせるのだが、そこはやはりロングリード、タイミングが遅れてしまう。
ライバルのマーキングの上にマーキング、これは犬の常識、お日様が東から昇るのと同じ。これをコマンドで止めさせようというのだから結構無理がある。
ライバルの物はまだいい、問題はレディの香水、これは強烈。
なにせ、ボールを拾っていてこのレディの香水が臭うとボールを放り出して臭いを嗅ぐ事に夢中になってしまうのだ。
夕方遅く、みんなが遊んだあと公園で狼曉と遊ぶ。フィールドには他の犬の臭いが一杯。つまり誘惑が一杯。
こんなときはボールにしてもフリスビーにしても普通にやっていたのでは見向きもしなくなる。
私は一時、狼曉を去勢しようかな???と悩んだ。
随分考えた。「先でやるのも今やるのも同じかな」とか、「多少の事は目を瞑ってもやはり自然の方がいいかな」とか・・・・・。
カメセンは勿論自然派、ふぁんぐは自然の狼曉の大人の姿がみたい。私は・・・・・・・。
で、出た結論は、気が荒い訳でもなく、家の中で失敗する訳でもない。それならば、やはり最初の考え通り5~6歳まで自然のままに育てる事にした。
でも、この犬の本能との戦いはちょっと大変。
臭いのたくさんついた公園で、まず普通のリードでオビあそび、ボールを使って狼曉を引き付け狼曉が夢中になってガウガウ声を出すまでテンションをあげる。
夢中になって初めてロングリードに切り替えそのままのテンションんを持続させながら遊ぶ。そして、初めてボールを投げる。
こうすると狼曉は私と遊ぶ事に夢中になり、臭いを拾う事を忘れてくれる。ボール遊びの後はしっかりとオビディエンス、飽きてきたらフリスビーと続き、私から注意をそらさないように目一杯頑張る。40分もこれをやったら私はへとへと。
マーキングをさせないこの訓練、果たして上手く行くか?????
みなさん、なにか他の方法があったら教えてください。
ふぁんぐとボール遊びをする狼曉。
そらさん、狼曉の足は今こんな感じです。


PR