野生児ふぁんぐ、術後1週間にして完全復活!とまではいかないのですが、なんと狼曉の散歩で2~3キロ歩いても良いとのドクターからの許可がでました。
飛び上がって喜ぶふぁんぐ、1日6キロから開放されてほっと胸を撫で下ろす私。
という訳で今日の狼曉の訓練ふたりそろって出かけました。
狼曉は私のコマンドは実によく聞きます。しかしふぁんぐはいまひとつ・・・。日頃学校でトレーナーさんから直に指導していただく機会のないふぁんぐにとってはまたとないチャンス。私は早々にふぁんぐにリードを預けて消える事にしました。
しばらく間をおいてそ~と訓練の様子を覗いてみました。
やってる、やってる。しかしふぁんぐとトレーナーさんどちらに狼曉が重きを置いているかはまぁ、言わないことにしましょう。
狼曉はトレーナーさんが大好きで、私と居るときですら飽きると彼女のところに行ってしまう事があるくらいなのです。
と、トレーナーさんが「狼曉君、お母さんも呼んで災害救助犬の初歩の訓練をやってみようか。」の声にトコトコ出て行った私。
「お母さん何処いたの?」とすぐに駆け寄る狼曉、この辺が可愛いわよね。
小さな小屋に入って狼曉を呼ぶ、そこへ駆けつけた狼曉をうんと持ち上げて誉め、大きな声で吠えさせる。うん、成る程。
しかし、狼曉は私相手ではあまり吠えない。ふぁんぐの方がよく吠える。
そこで役割チェンジ!ふぁんぐが小屋に入る。
ふぁんぐが小屋に入るところを見せていれば絶対に狼曉はふぁんぐを探し当てる自信があった私はふぁんぐに完全に姿をみせなくさせた。
周りを軽く一周、「狼曉、お姉ちゃんは?」と聞いてみる。
「うん、お姉ちゃん?」なにを勘違いしたか狼曉は近くで訓練をしていた別のトレーナーさんの所に私を引っ張る。
「狼曉、お姉ちゃんが違う、ふぁんぐふぁんぐ、ふぁんぐを探すの!」
叫ぶ私にふきだす二人のトレーナー、まったく恥ずかしいったらありゃしない。
「え!、なんだ、ふぁんぐか、ふぁんぐならこっちだよ」と今度はまっすぐふぁんぐの隠れた小屋に向う。
隙間から覗き込んでふぁんぐをみつけ、小屋を引っかいてふぁんぐを呼ぶ。ふぁんぐの吠えろのコマンドで大きな声で吠える。
「よく出来た、よく出来た」とみんなに誉められてご機嫌の狼曉。
確かに若い綺麗なお姉さんだったわね。しかしね狼曉、先日のレオ姉さんといい最近のあなたはお姉さんなら誰でも良いみたいな感じよ。やっぱりあなたも男の子だったのね。
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