はてさて、狼曉は車が大好き、出かけるとなるとまずガレージに行く。
ゲロ王子なんて呼ばれていたのが嘘みたい。今では車の中でおやつまで食べる。
と、その狼曉、私の車は軽ではないがチビ車。ケージを載せてしまったら人間はドライバーを含めて2人しか乗れなくなってしまう。カメセンの車はスポーツ・ワゴンでケージを載せてなんとか3人乗る事ができるが、この車、大きな声では言えないが非常に運転しずらい。だから基本的に私はカメセンの車はいじくらない。
私は車マニアではないし、潔癖症というには程遠い性格をしているので、車を汚される事にはなんの抵抗もない。ただ、問題は狼曉の乗り方・・・・・
狼曉は後ろから座席の間に顔を出し、ヒャンヒャンと鳴き、運転中の私にちょっかいを出す。譲ってそれも良しとしよう。しかし、バックミラーを占領されるのはちょっと困るときもある。
いつバックミラーを見ても狼曉のアップしか写らない。サイドミラーだけを頼りに運転している。
しかし、今度のアジアインター、私もふぁんぐも是非とも行きたい。となると不慣れな首都高速を運転するのにバックミラーがないのは少々心もとない。そこで、私のチビ車にも乗る簡易クレートを買ってきた。
早速リビングで広げてみる。400サイズより気持ち小さいが今の狼曉にはなんとかなるサイズ。
「狼曉、入ってごらん。ケージ」とコマンドを出すものの拒絶されてしまった。今使っている2つのケージではこのコマンドは100パーセント、やはりいくら狼曉がノウテンキでも初めてのケージには入れないようだ。
気を取り直してケージの中にトリーツをバラ蒔く。へっぴり腰で頭を突っ込み急いでトリーツだけ食べてでてくる。大好きなおもちゃをいれても取りに行かない。ふぁんぐがクレートを頭に被るというバカをやってもまったく効果なし。
こりゃ困った。今度のインターでこのクレートを使うのは無理そうだ。
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