我が家の近所にはドックステーションとも言える場所が一箇所ある。なんと酒屋さんなのだが、ここのおかみさん「狂」の字がつくほどの犬好き、この店の前を素通りできる犬はほどんといない。
昔はチワワを4匹飼っていたが今はなく猫が2匹いるのみ。それでも彼女は大量のジャーキーを購入する。そう、みんな彼女目当てにやってくる犬達へのおやつである。
散歩の時間帯になると右から、左からと犬が集まりだしだいだい常に4~5頭は店の前でたむろしている。
おかしなもので毎日顔をあわせていると犬達のあいだにも妙な連帯意識ができてきて、特別仲良くはできなくても喧嘩になることはほとんどない。
時たま知らない犬がくると自然に集まり1つの群として反応する。これはみていて面白い。
飼い主どうしも仲良く挨拶をかわし、ひとしきり犬談義をたのしむ。
犬達が落としていく売り上げはせいぜい飼い主のコーヒー缶代とタバコ代が、商売にしては随分と割りが悪い。そう、おかみさんは商売をしているのではなく、犬達と楽しんでいるだけ。愉快な人なのだ。
ここのおかみさん、むろん私の友達である。ここに越してきて以来の友人で狼曉もこのおばちゃん大好き。
このように狼曉は犬友達に恵まれているようにみえるが残念ながら一緒に遊んでくれる歳の近いそれも狼曉の体格、体力に対抗できる子がいなかった。
ところが最近狼曉に遊び友達ができた。
それもタービュレンのマリアちゃんとグローネンのアンジェちゃん、そしてこの2頭と遊びなれているシュナウザーのアークくん。
彼女達とは先日のショーでお友達になり、お互いの近所である狼曉お気に入りの自然公園で待ち合わせをして遊んでいただいている。
みんな穏やかないい子達。直ぐに狼曉を仲間にいれてくれた。
一番歳の近い1歳になるアンジェちゃんと肩を並べ寄り添うように散歩をする狼曉、なんとも楽しそう。一方アンジェちゃん、迷惑そうな顔をするものの優しく受け入れてくれている。
アンジェちゃんが何かに警戒して吠えれば直ぐに反応して同じ方向を向いて狼曉も警戒する。広場では追いかけっこまでしてもらって、本当に楽しそう。
人間と遊ぶことは勿論だが、やはり犬には犬同士のこうして遊んでくれる友達がとても大切。狼曉は犬友達にも恵まれて本当に幸せ者だ。
そう、報告します。
狼曉はふぁんぐがいないために毎晩夜鳴きをしております。
おかげで私はここ数日ふぁんぐのベットで寝ております。
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