昨日も雷がなった。
結構派手になって、こちらが電気器具の心配をするくらいの規模になってきたのに、狼曉はへーき、ここ2~3日毎日鳴っていたせいかすっかりなれてしまったようだ。耳をピクリともせずに気持ちよさそうに寝ている。
私には強烈な雷の思い出がある。
先々代ゴールデンメグの時・・・・・
当時、ふぁんぐは5歳、メグは2歳、やんちゃ娘二人を抱えて私は毎日結構楽しく忙しかった。
遠くで雷が鳴り出した。ふぁんぐもメグもそれまで雷を怖がる事はなく、いつものように二人でじゃれ付いて遊んでいた。
雨はまだなく、あたりも明るかった。
信じられない突風が襲い空は一瞬のうちに真っ黒になったと思いきや、部屋中紫色の光りに包まれた。
母親の本能としか言いようがない、私は瞬時にふぁんぐとメグを両腕に抱えてソファとテーブルの間にしゃがみこんだ。
耳を劈くような轟きと共に家が揺さぶられる。ふぁんぐは恐怖に目を丸くし声もでない。
そして、土砂降りの雨・・・・・
窓から吹き込む雨で私は我に帰った。
ふぁんぐはとたんに泣き出しメグはぶるぶると震えがとまらない。
「もう、大丈夫よ、大丈夫・・・(ほんとかいなと思いつつ)」と声をかけ急いで窓を閉めた。家のブレーカーは落ちていた。
後で聞いた話では5メートル先の我が家の隣家の避雷針に雷が落ちたらしい。
我が家の被害はインターフォン、ビデオデッキ、テレビ。
そして、メグ。
メグはそれ以来雷が大嫌い、極度に落ち着きを無くし雷がなると私の膝によじ登り震えるようになったしまった。でも、あれだけの体験をしたとなるとそれも無理からぬこと。
え、ふぁんぐ???
その後雷がなってメグが怖がるたびに、
「メグはやはりワンちゃんね、雷が怖いのよ、ふぁんぐはおねえちゃんだもの、雷平気よね、あの時もお母さんがちゃんと守ってあげたものね。ほら、メグを慰めてあげて。」
と持ち上げていた結果、あの子は雷が嫌いではあるもののパニックを引き起こす事はなかった。
でも、あの雷は私にも忘れられない体験となり、どんなに遠くに雷が聞こえてもすぐに雷に対処するようになった。
正直、私もすんごく怖かったです。
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