犬を語らせたら3時間4時間あっと言う間に喋り捲る。
これ、私の事ではありません。そうです、亭主のカメセンです。
この男、自分では「犬は好きでも嫌いでもない。ただ、家族が狂の字がつくほどの犬好きだから、仕方ない、家族として迎え入れている。おれの犬の知識はかみさんが勝手に喋り捲って耳から突っ込んだ」と言っている。
はたして・・・・・。
今日、この地域、異常な程暖かかった。(冬は何処へ行った、なんて言わない。私は寒いのは嫌いだ。)
暖かさに誘われてカメセン大好きな庭いじりにせいを出した。
時間は午後の3時、もうすぐふぁんぐが学校から帰宅する時間。
「おい、狼曉、庭で俺とふぁんぐを待っていよう」と狼曉を庭へと誘う。
大好きな庭、お誘いを狼曉が断る訳はなく、喜び勇んで飛び出した。
と調子にのって狼曉はカメセンに戦いを挑んだ。
ガウガウと声を出しながらカメセンの周りを走り回る。
しかしふぁんぐのときのように飛びかかる事はしない。ここが違うところ。
飛びかからないのではなく、怖くて飛びかかれないのである。
これに気を良くしたカメセン、狼曉を追いかけて挑発すると狼曉は慌てふためいて逃げる。背中を見せると飛びかかろうとする。また追いかける。
そのうち狼曉は興奮して口中泡だらけ・・・・・それでもまだカメセンに挑む。
「狼曉、お終いだ、ここへこい。」興奮しているにもかかわらず素直に命令に従う。(この辺が最近の狼曉の進歩してきたところ。)
「そうか、お前はいい子だな。」優しく撫でてやるカメセン。
結局これを繰り返す事数度、慣れない手つきで狼曉にコマンドを出して従う狼曉に満足そうに微笑む。ふぁんぐの帰宅でこの騒ぎは幕を閉じたのだが・・・・・・
この人、ほんとに犬好きではないのかしら????
で、私は見てしまった。
狼曉と庭で走り回ったせいで痛くなった足首をそっとさすっているカメセンを・・・・・。運動不足のきわみだな。情けない!
PR