あの子はホントに面白い、自分の子でなかったら最高に面白い。(自分の子だけに手放しで笑っていられないのです)
思えば幼稚園から中学卒業まで、学校から呼び出し、もしくは私が学校に文句を言いに行かなかった年はない。
マイペースで好奇心の塊、自分の興味を引いた物にしか関心をしめさないあとは適当。一度くらいついたら絶対に離さない根性はたいしたもの。
しかし、今の公立学校教育はこのような子を問題児と呼んで冷遇する。
前を見て、先生の言葉に素直に反応し彼らの思い通りなる子だけがいい子であり、他は問題児。
成績でいえば1と5を切り捨てる。中間層に標準をあわせ授業を進め、出来ない子は置いてけぼり。出来る子でも先生の授業に参加しなければ敵視される。
ふぁんぐは勿論先生に敵視された子。
4年の時などまるまる1年担任と喧嘩をし、授業に一切参加せず図書館の本を隅からすみまで授業中に読破したというエピソードがある。
その時の担任のふぁんぐへの脅し文句が「お父さん、お母さんを呼びますよ。」というなさけないものだったらしい。しかし、私は呼び出されていない。
つまり、授業に参加しなかった子を1年放っておいたのだ。まるで笑い話だ。
私はふぁんぐの行動は一応把握していた。なにせあいつはおしゃべりで夕食になると一日の出来事を面白おかしく私に聞かせるのを楽しみにしていたからだ。
一切叱る事はしなかった。良い事と良くない事をこんこんと言い聞かせはしたものの、あの子の言い分にはもっともなところが多々あり、何よりそれだけの行動を子供が取っているのに親に対して学校側からなんのリアクションもないのである。子供を叱る必要なないと判断した。
これはほんの一例、並べ立てればきりが無い。
今、学校が荒れ、家庭教育の問題が大きくとりあげられ、子供の教育の前に親の教育が叫ばれている。
確かにもっともな話。自分の子供を理解できない親、いつまでも大人になりきれないような人間が親になっている。
しかし、私は言いたい。そのような人間が教師にもなっていると言う事。
教師は親でこそないにしろ人間を育てる職業だという自覚が一部の教師にはまったくない。
自分の都合で子供を評価し、切り捨てるこのような教師の態度はそのまま今の学校教育の現状のように思う。
お蔭様でふぁんぐは高校に入学してから落ち着きました。
というより大人になったのでしょうね。
相変わらずのマイペースで自分の夢を追いかけています。
そうそう、最高に笑えるエピソードは6年のとき、男の子を投げ飛ばして頭に小さなこぶを作り泣かせてしまいました。(本人曰くちょっと足を掛けただけ)その子は泣きながら家に帰ったそうです。(この辺がプッでしょ)
その子の母親に殴りこまれました。
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