今日は私に子育てを教えてくれたワンコの話。これ、実際にあった事。
9月の気持ちのよい晴れた日、私はまだバブバブふぁんぐを連れて家から5分の川原におやつを持って出かけました。
吹く風が気持ちよくふぁんぐはお昼ね、私は好きな本を広げました。
何気なく対岸に目をやると野犬のお母さんが3匹の子犬を連れて歩いていたのです。川のこの辺は湧き水が小さな瀬を作り川に流れ込んでいました。
お母さん犬はその小さな瀬を渡りのんびり歩き続けます。2匹の子犬が後に続きましたが、一番ちいさな1匹は瀬がこわいのでしょう渡れません。
お母さんは子犬が付いて来ないのに気がつきました。とするとどうでしょう。どっかとその場に座り込み身づくろいをはじめたのです。2匹の子犬はお母さんの周りで遊び始めましたが、小さな1匹はまだ瀬を渡れずに行ったり来たりの繰り返し。
10分くらいたったでしょうか。小さな1匹はいきなり走り出し一人で瀬を渡りお母さんの元に走り寄りました。お母さんは子犬をひとなめすると立ち上がり、また3匹をつれて歩き出したのです。
私、感激しました。母犬は子犬が自分の力で事をやりとげるのを辛抱強く待っていたのです。これって子育ての基本ではないかしらって思いました。
今では川原に野犬はいません。でも、私はあの川原に行く度にあのワンコ達を思い出します。
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